海洋散骨は新しい葬送の方式として徐々に社会に認知、浸透し始めております。
ここ数年で海洋散骨を希望する方も増加し、それに伴って海洋散骨を仕事とする事業者も増加してます。
現在において、法律上の観点からは、海洋散骨については第一話の「葬送を目的とし節度を持って行う限り、死体遺棄には当たらない」及び「墓地、埋葬等に関する法律においてこれを禁止する規定はない。この問題については、国民の意識、宗教的感情の動向等を注意深く見守っていく必要がある」という見解が示されているのみで、法律としての明確なルールは確立されておりません。

こうした状況のもと、海洋散骨の増加とともに、一部では営利を目的として海上運航のルールを守らない、あるいは知らない事業者が、海に関わる周囲の方々に迷惑をかけたり、利用者の安全に対する配慮が十分とは言えない状態で散骨船を運航したりする場面も見かけるようになりました。
このような秩序や倫理観に欠ける海洋散骨船が増加する事に対し、私たちは海に精通した船のプロフェッショナルとして大いに危機感を感じていました。
そして、2016年6月、自らも散骨に関わる旅客船運航事業者が中心となり、一般社団法人 全国海洋散骨船協会というものが発足されました。
我々ネクリタシーも全国海洋散骨船協会に属し、日々勉強をしながら海洋散骨のあり方を考えております。