★費用をかけたくない方
墓を建てる際には、「永代使用料」、「墓石代」、「管理費」など費用がかかります。永代使用料は、お墓や霊園の土地の使用料です。墓地を購入する時、土地を購入するのではなく使用させてもらう権利を購入します。永代使用料は、お墓の土地やお墓の広さ、地域によっても価格に大きな差があります。墓石代は、墓石費用と設置費、文字の彫刻費用の3つを合わせたものです。

墓石代の全国平均は、150万円~200万円と言われています。墓石は、竿石(さおいし)、外柵(がいさく)カロートと呼ばれる骨壺を納める場所、香炉などの石材の費用をいいます。墓石代は、石の種類や石の量、デザインによっても大きな差があります。また、購入した墓石には、家名・題字・建立者名・建立日などを掘るための費用がかかります。費用は石材店によって異なりますが、相場は2万円~5万円程度です。

墓石の設置費用は墓石を設置するための工事費用、管理費は、墓地や霊園を管理してもらうために支払う費用のことです。水道代や電気代の支払いや、みんなが使用する休憩所や水汲み場の維持費として使用されます。費用の支払い頻度は墓地や霊園によって異なり、毎年納める場合や数年分をまとめて納めることもあります。

海洋散骨の場合は、沖に出るための船の費用や、焼骨を粉骨するための費用などを合わせても、一般的なお墓を購入する場合と比較すると、10分の1程度で収まります。費用をかけたくない方には、海洋散骨がおすすめです。